こんばんは、熊猫です。
2018年も終わりですね、あっという間に転職して6年が過ぎました。
リーマンショック期に働いていたのも重なって外資系企業での仕事は私に取って暗黒期でした。
先日の日産のニュースを観ていて、ふと当時の記憶がフラッシュバックしてきました・・日産は日系企業ですけど・・・外国人のトップの下で働くって大変なんですよね。
あくまで個人の体験記ですが、外資で働く人、日系企業に働いてて外資に転職したい人、の参考になればと思います。
- 外資系企業のイメージ
- 外資系は高収入?
- 実力主義
- 英語が飛び交う
- すぐにリストラされる
- アメリカ人の社長にカルチャーショックを受けたことあれこれ
- アメリカ人社長の良かったところ
- ワークタイムに厳しい
- 日系企業は息苦しい?
- 日系企業は社内のルールが多い
- 最後に・・転職したくないかと言えばNO!
外資系企業のイメージ
外資系企業のイメージって
- 高収入
- 実力主義
- 英語が飛び交う
- すぐにリストラされる
というようなイメージだと思います。
だいたい合っています。
外資系は高収入?
まず、給与は結構昇級ペースが早いです。
成果に伴って、昇級します。私も上司がリストラにあって、強制的に上司の仕事分をカバーしていたので昇級しました。
が、会社自体の売り上げは赤字を出していたのでボーナスはでませんでした。
当然ですが実力があっても、会社全体の業績が悪ければ給与も伸び悩みます。
マネージャー職の人はまさに「高収入」を目指して転職してくる人が多くて「デキルという自信のある人」という印象の人が多かったです。
給与は最初の交渉次第で決まりますので、「期待していたより高収入ではない」と答える人もいたりで・・・まぁその人の実力なりの給与が貰えるということでは年齢のわりに自分は仕事ができる!という自信がある人は外資系企業があっているかもしれません。
実力主義
これは本当で若くても英語が堪能で、ばりばり出来る人はどんどん出張に行ったりします。私の働いている会社は化粧品を取り扱っていたので、綺麗な人が多めでした。
綺麗で若くて英語ができる女性がばりばり働く職場はいいもんです。
あとは売り上げが赤字でなければ、ね。
英語が飛び交う
これも本当です。私は経理職でしたが、親会社に経費の連絡をしなくてはいけないので全て英語です。ただスタッフは日本人ばかりだったのでまったく日本語を使わないかと言うと、半分づつだったと思います。
現地から電話がくれば英語だし、スタッフ間で話す時は日本語ですし、日本語禁止でもなかったです。
すぐにリストラされる
これも半分本当です。とんでもなく出来ない社員が1人いましたが、不思議とリストラされず・・・というのも彼の上司が常にフォローしていたわけで、生き残っていましたが私が転職した後解雇されていました。
経緯はわかりませんが、セクハラまがいの行為などもあったらしく「日系企業でも退職を促す程度の人」でしたのでしかたないかなと思います。
ただ、私の今働いている企業では過去にセクハラ問題・パワハラ問題を起こした人もごろごろ生き残っているので、どちらかといえば外資系のほうが変な人は解雇されやすい、かもしれません。
また、私の上司は仕事が出来る人でしたが会社には不満があり、外出と装って喫茶店でサボり、仕事中も社内の人たちの悪口をとにかく仲良しの同僚とメールしまくっていた・・・ということがありクビになりました・・・。
一方的な解雇というか、社長の逆鱗に触れて、その後出社しなくなり、辞表が後日届いた・・という流れです。
すぐにリストラされる人はそれなりに「やっちゃった人」だなぁという感想です。
アメリカ人の社長にカルチャーショックを受けたことあれこれ
私の勤めていた会社は香港系の企業でしたが、何故が日本支社のトップはアメリカ人の社長でした。
日本語もそこそこペラペラで、英語も喋れるところが良かったのかよくわかりませんがこの社長が変な人。
アメリカ人社長の良かったところ
社長がアメリカ人で良かったな〜と思ったのは「とにかく飲み会がない」ってことです。
夜の飲み会はなし!でかわりにランチミーティングがありました。
定期的に社員とランチしながら仕事の話を聞いてくれます。
しかもだいたい3人から多くて6人くらいで美味しいランチに連れてってくれます。
だいたいランチの後はスタバに寄ってコーヒーを買うというコースです。
美味しいお店もたくさん知ってるし、勤務時間内しか拘束されなかったのでこの慣習は是非日本でもやって欲しいなと思います。
あとはバーベキューもやりましたね。
アメリカと言えばバーベキューです。
これは休日にやりました。
社長は大遅刻でけっこう待たされましたが・・美味しい肉や野菜をたくさん買ってきてくれたので楽しかったかなと思います。
ワークタイムに厳しい
一番記憶に残っていることは、
「残業たくさんしているからって、頑張っている、とは思わない」
と言われたことです。
まさにカルチャーショックでした。
一応残業代はでるんです、無駄な残業はしていません。
というか社長が上司に激高したことで私の業務が3倍くらいになって残業していたんです。
社長の営業がヘタなので資金繰りが厳しくって、苦労してたんです。
他の部署の人たちも、売り上げが伸びていないから残業して頑張ってるし
親会社が方針をコロコロ変えるから、仕事がどんどん増えてるし
ってことで皆あいた口が塞がりませんでした。
が、社長的には「時間内で最高のパフォーマンスができてこそ頑張っている」ということだそうです。
理想はそんなんだと思います、がね。
どうにも行かない時もあります。
でも今でもこの言葉は胸に突き刺さっていて、
時間内に最高の仕事をする、だから定時で帰ることになんの後ろめたさも持ちません
なので私は日系企業に転職してから6年ですが、定時でスッパリ帰ってます。
よっぽど急な業務でなければ1秒も働きません。
6年目とも慣ればだいたいの業務は時間内で終わらせられます。
定時でスッパリ帰る習慣というのは日系企業の人だと「先輩より先に帰りづらい」という人が多いかと思いますが、最近の27歳以下の子たちだとかなりドライで、すっぱり帰ってますね・・・。
朝遅いし、「う〜ん図太い」と思う時もあるけど、仕事中さえキッチリやってくれればOKという気持ちで見守ってくれます。
日系企業は息苦しい?
正直、日系企業は
- 年功序列
- 社内のルールが多い
- 飲み会が多い(プライベートの拘束が多い)
というようなイメージです。
が、飲み会が多い問題は「断り続ければいつか抜け出せる」ことが多いです。
これは私がドライなだけかもしれませんが、実際に転職直後は慣れない業務で疲れており、病気のこともあって飲み会に参加できる気力がゼロだったのでお誘いを徐々に断っていたら誘われなくなったといったほうが良いかもしれません。
なので、一回病気にかかって休養宣言しみるとか荒療治をおススメします。
もしくは週末に別の予定を入れておくとか、実際に予定があれば遠慮なく断れますしね。
実際給与はちょっとずつですが、年功序列で昇給していきます。
仕事の面白みは減りますが、「とにかくコツコツやれば給与は上がる」という仕組みなので楽かな〜という気持ちは否めません。
日系企業は社内のルールが多い
外資系企業ではスタートアップしたばかりの企業だったということもあり、なんでもかんでも自分たちでルールを作ることからスタートしました。
ルールを作る、というのは本当に手探りで無駄の多い作業でした。
一方ルールを守るのは面倒ですが、ルール通りやれば物事が進むので楽という気がします。
いきなり日系企業に勤めるとそのありがたみがわからないと思いますが、
自分で新規分野を勉強し、だれも取得したことのない資格を取得するのか、
与えられた教材をこなせば必ず取れる資格の勉強をするのか
というようなたとえをすれば分かりやすいでしょうか?
前者が外資系企業で後者が日系企業です。
この違いは好き嫌いもあると思うので、結果的に私には日系企業のが合っていたということです。
またいきなり日系企業に勤めていたら、「ルールばかりでつまらない仕事」とすぐに仕事を辞めていたかもしれないので、転職して今の会社に落ち着いたのは良かったかなと思います。
最後に・・転職したくないかと言えばNO!
人生であと1回くらいは転職したいな〜と思ったりする時もあります。私もアラサーなのでこれから転職するとなればラストチャンスかなと思います。
今の仕事は退屈ですが、毎日まったく同じ業務かと言えばそうでもないですし海外とのお客さんとの取引はそれなりに取引額も大きくやりがいもあります。
合間に語学の勉強を挟んだりして、スキルアップしながら仕事を続けています。
つまり仕事のやり方で仕事の面白みは変えられるわけです。
これは私が業務の効率を6年間上げまくり、自由時間を引き延ばしたからです。
なので長く勤めるのも悪くない、けどもまだ人生は長い。
まだ転職のことはときどき考える程度ですが、今の仕事もあと少し、あとすこーし頑張っていこうと繰り返しているわけです。
さて・・この長文が誰かの役に経つかわかりませんが、外資系も面白いし、日系も面白いです。
どっちが合うか、という問題ですが最終的には会社は人です。
「やってみないとわからない」
わけで、参考程度になればいいなと思います。
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