さて、米国株ブログを読み漁るのが日課になってます熊猫です。
米国株ブログを読んでいるとチラチラとでてくるのが「インド投資」というキーワードです。私はなぜかインドにご縁があるのか大学生の時、新卒で内定もらった会社がインド支店を持っていたり、今の職場でもインドの市場を担当していたりとご縁があります。
結論から言えば、インド投資はハイリスク・ハイリターンだと思っています。
余剰資金があればつぎ込むべし、なければ無難に新興国株と先進国株に分散させるのをおススメします。
インドが投資家から指示される理由は
人口ボーナス(内需が大きい)
IT技術の高さ&英語が通じる(どちらも教育への投資がしっかりしてる)
地理的な要因・・
ヨーロッパからの受注に強い
でしょうか。
ただ、イスラム国ということでやっぱり戦争リスクは高めです。
たまに混同されますが、インドはヒンドゥー教が中心で南インドに行くとキリスト教徒も多いです。
インドは教育に力を入れていますが、最近は公衆衛生の管理に力を入れてきています。
トイレ復旧大作戦をモディ首相が着々と進めています。
え?トイレ?とバカにしたらだめですよ。
かつての日本も水質改善など公衆衛生の徹底管理によって、安定的な国民の健康が保たれました。
トイレが復旧していないままIT技術が伸びまくっている国がインドです。
トイレは復旧してないけど、スマホは誰でも持っる国がインドです。
それからインドといえば、モディ首相が発表した高額紙幣廃止の発表が印象的でしたね。
おかげでインド経済は半年くらい停滞してくれて、私は暇で暇で会社の中をぶらぶらする毎日でした。
そのあとちゃんと軌道にのったみたいで、最近はちょっと回復してきました。
が、まだまだ金融インフラも不安定で銀行の支払いも滞りがちです。
こんなかんじでインドはまだまだ公衆衛生・金融インフラも整っていないし、政治によってすぐ混乱期に突入します。
長期投資でどっしり構えるには適しませんね。笑
ただ、インドを担当しながら他の中国、台湾、バングラデシュ、パキスタン、などを担当していると格段にインドのほうがアドバンテージがあります。
まず、
エンジニアの質が高いです。(物理的に壊れやすいといった問い合わせしかない)
次に英語も流暢で、論理的です。
数字に強くて、おかしな計算間違いはしてきません。
(間違っているときは「あえて」安い値段で交渉してきます。)
植民地だったことにもよりますが、香港、シンガポール、インドなどは英語がとてもわかりやすいです。
これは、世界中と取引する上でアドバンテージがあります。
同じ意味で、中国、台湾は世界中にいる中華系の繋がりから仕事をとってきます。
ただし、かなり強引に仕事をとってくるので現地でトラブルになりやすいです・・・。
いつかはインドが世界を変えていくかもしれません、少なくとも中国よりインドのほうが伸びるのではと思っていますが、
いったいそれはいつ来るのか?
人口が世界一になったとき?なら南アフリカはどうなの?
なによりインドは広くて他民族な国です。
日本みたいにインフラの統一がすんなりいくとは思えません。
インドの映画を見てもらうとよくわかりますが、地域によって全く現地語が異なります。
英語圏だとさきほど述べましたが、一部の人たちです。
なので「安定的な成長」と「リターンのタイミング」がまったく読めません。
大国中国でさえ、チャイナショックを繰り返したのですから、「いつになったら安定的なリターンがでるのか」まったく読めない国、インドに投資するのはヒヤヒヤするだろうな、、、
というわけで、長期投資には向かなそうなインド投資一本はこわいので新興国株、というくくりならありかなと思っています。